小学校での教育実習を終えて (学生レポート)

教職課程 2024.04.04

養護教諭第一種免許取得のための教育実習を終えた学生の声を掲載いたします。

小学校での教育実習を終えて

私は母校の小学校で3週間の教育実習をさせていただきました。その中で私は、「保健室対応」と「研究授業?保健指導」において子どもたちや先生方と関わりました。

始めに保健室対応では、子どもに対する養護教諭としての関わり方を学びました。保健室には毎日様々な主訴を持った子どもたちが来室します。特に、運動場で生じた怪我で来室する子どもの多くは、傷口が砂で汚れた状態のまま保健室に来室します。その際、怪我した部位の汚れの除去を養護教諭がしてしまうのではなく、子ども自身が水道で汚れを落とすことが出来るように声掛けをしていました。この経験から私は、手当の一つをとっても子どもの自主性を尊重しながら対応することがbet356手机版_bet356体育在线_中国体彩网官网推荐であることを学びました。

研究授業では、5年生を対象に単元「心の健康」の第2時である「心と体のつながり」の授業を行い、保健指導では、3年生を対象に熱中症予防に関する指導を行いました。私は、研究授業や保健指導を通して養護教諭が教授したい内容を一方的に伝えるのではなく、子どもたちの言動や表情を捉えながら、子どもたちが主体的に理解することが出来る指導を行うことが大切であると学ぶことが出来ました。

私にとってこの教育実習は、養護教諭が想像以上に様々な役割を担っていることを実感した3週間でした。養護教諭は、上記に挙げた保健室対応や授業だけでなく、普段から管理職や保護者、地域の方々などともコミュニケーションを取っていることにも気づくことが出来ました。この経験を生かし、今後、養護教諭として働く際も、様々な役割を担っているという責任感を持ち、子どもたちと他の教職員との関わりを大切にしていきたいと思います。

大学生活の中で看護実習だけでなく、教育実習を経験することが出来たことにより自分自身の視野が広がったと感じています。養護教諭を志望する皆さん、大変なことも多いかと思いますが、ぜひ子どもたちや先生方との交流を楽しみ、時には苦悩しながら挑戦し続けてください!陰ながら応援しています。

【熱中症予防の授業スライド 一部抜粋】

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