教育実習を終えて(学生レポート ver.2)

教職課程 2024.05.01

 養護教諭第一種免許取得のための教育実習を終えた学生の声を掲載いたします。

 教育実習を終えて

 私は母校の小学校で3週間の教育実習をさせていただきました。実習期間中は保健室に来室した児童の対応や研究授業などを通して子ども達と関わらせていただきました。

 保健室では、小学校1年生から6年生までの児童が訴える様々な心身の不調やけがなどに対応しました。初めは緊張などから、子ども達の訴えをうまく聞き取り、適切な対応をすることができなかったのですが、養護教諭の方がどのように対応しているのかを観察し、同じように声かけをすることで、「なぜ来室したのか、どうしてほしいのか」ということを伝えてくれるようになりました。さらに、処置後に「ありがとう」と言ってくれたり、廊下ですれ違った時に「あ!保健室の先生や!もう元気になったで」などと話しかけてくれたりすると、やりがいを感じることができました。

 また研究授業では、第4学年の3クラスで保健学習の範囲を担当させていただきました。看護学部の専門性を活かし、少し踏み込んだ内容についても伝えたいと考えていたのですが、授業時間内に収まらなかったため、指導教諭からのご助言を参考に、保健だよりとしてまとめることで、授業以外でも保健に関する子ども達の興味?関心が続くように工夫をしました。

 難しかった点として、クラスごとの反応の違いが大きかったことがあります。そのため、同じ内容の授業でも、各クラスの子ども達の特徴に合わせて発問の仕方を変えたり、グループワークやペアワークの時間を増やしたりするなど臨機応変に対応することが必要だと学びました。

 また私は1人で45分通して授業を行う練習があまりできていなかったので、もう少し事前に学生同士で練習しながら、時間調整や話し方などをアドリブでも対応ができるようにしておくとよかったなと感じました。教育実習は緊張や不安などもたくさんあると思いますが、積極的に子どもたちと関わることを意識しながら楽しんでほしいと思います。応援しています。

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